Memory Disorder Due to Stroke:From the Perspective of Rehabilitation
脳卒中による記憶障害について,リハビリテーションの視点をふまえて概説した。局所性の脳卒中病変によって記憶障害がみられることが広く知られるようになり,それに対するリハビリテーションの枠組みと方法論も考案,実践されている。リハビリテーションのアプローチとして,コンピュータを用いた記憶訓練,誤りなし学習などによる記憶獲得,内的・外的代償法,メタ認知や情動の問題まで含めた包括的アプローチがある。しかしエビデンスのあるリハビリテーションアプローチの確立には至っていない。この理由として,研究間で病巣や重症度,合併症状,リハビリテーションアプローチの方法,介入期間,アウトカム指標などが統一されていないことが挙げられる。脳卒中による記憶障害の回復には長い期間を要することから,今後は病巣や重症度,残存能力などを踏まえたうえで,多数例を対象とした長期介入の効果についての検討が望まれる。
Authors
- Kenji Ishihara (ORCID: https://orcid.org/0000-0002-7027-6243)
Institutions
- Kameda Medical Center (JP)
- Asahi General Hospital (JP)
Publication Details
- Journal
- Higher Brain Function Research
- Published
- 2026-09-16
- DOI
- https://doi.org/10.2496/hbfr.46.172
- Primary Topic
- Spatial Neglect and Hemispheric Dysfunction
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
- 0.00