A Case of Overlapping Drug-induced Hypersensitivity Syndrome and Stevens-Johnson Syndrome Requiring Tracheal Intubation Caused by Laryngeal Edema
50 歳,男性。化膿性脊椎炎にたいし,初診 20 日前からスルファメトキサゾール・トリメトプリムを内服していた。初診 10 日前に発熱,咽頭痛が出現し,その後,皮疹や口腔粘膜疹が生じたため当科を受診した。初診時,口唇や舌,頰粘膜など広範囲の出血性びらんと躯幹四肢に flat atypical targets を認め Stevens-Johnson 症候群(SJS)と診断したが,顔面は浮腫性に腫脹し,眼囲を避けるようにびまん性の紅斑がみられ,異型リンパ球,肝機能障害,リンパ節腫脹を認めたことから薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome :DIHS)とのオーバーラップを考えた。スルファメトキサゾール・トリメトプリムを中止のうえ,ステロイドセミパルス療法を開始した。入院翌日には解熱したが,呼吸苦,嗄声,嚥下困難,SpO2 低下を生じ,喉頭鏡で著明な喉頭浮腫,びらんを認めたため緊急で気管挿管を行った。パルス療法後は,プレドニゾロン(PSL) 80 mg/日の点滴静注を行い,皮膚と粘膜症状は軽快した。喉頭鏡にて喉頭浮腫の改善を確認し,入院 5 日目に抜管した。その後,PSL 40 mg/日の内服に切り換えて漸減した。経過中に皮疹の再燃を生じたが,全身症状を伴わず,数日で褪色した。以後,皮疹の再燃は生じず,PSL は漸減し中止した。DIHS や SJS において喉頭浮腫を合併することは稀であるが,対応が遅れると致死的となり得るため,発症早期や原因薬剤の中止後には呼吸苦や喘鳴,嗄声などの気道閉塞を疑う症状を見逃さないように注意が必要である。
Institutions
- Ehime Prefectural Central Hospital (JP)
Publication Details
- Journal
- The Nishinihon Journal of Dermatology
- Published
- 2025-10-01
- DOI
- https://doi.org/10.2336/nishinihonhifu.87.406
- Primary Topic
- Drug-Induced Adverse Reactions
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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