年代別のアキレス腱shear wave elasticity
近年アキレス腱断裂には力学的特性の変化が関連している可能性が報告されている.今回我々はshear wave elastography(SWE)を用いて年代別のアキレス腱の力学的特性の違いを検討した.健常者20-29歳,30-39歳,40-49歳の各5名10足(男性9名,女性6名)を対象とした.被検者をベッド上に腹臥位とし,SWEを用いてアキレス腱の踵骨付着部から1 cmの箇所でアキレス腱のshear wave elasticityと厚さを測定した.統計解析はone way ANOVA検定を用いて比較し,有意差をp<0.05とした.20歳代のshear wave elasticityは30歳代,40歳代と比較し有意に高値であった(p<0.05).20歳代の厚さは40歳代と比較し有意に低値であった(p<0.05).年齢とshear wave elasticityは強い負の相関(r=-0.76, p<0.01),年齢と厚さは正の相関(r=0.48, p<0.01),shear wave elasticityと厚さは負の相関(r=-0.41, p=0.02)を示した.この結果は加齢に伴うアキレス腱の力学的特性の変化を明らかにした.加齢がアキレス腱断裂にどのような機序で関連しているか明らかにする一助となる可能性がある.
Authors
- 卓明 山本
- 哲郎 石松
- 篤 迫田
- 裕記 杉野
- 友宣 萩尾
- 創 蓑川
- 遼 深川
- 星哉 朝長
- 善政 谷口
- 一朗 吉村
Publication Details
- Journal
- Orthopedics & Traumatology
- Published
- 2025-09-25
- DOI
- https://doi.org/10.5035/nishiseisai.74.736
- Primary Topic
- Tendon Structure and Treatment
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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