Interstitial Granulomatous Drug Reaction Possibly Induced by Abiraterone Acetate
79 歳,男性。既往歴に前立腺癌があり,10 年前からホルモン療法を受けていた。初診の 4 カ月前からアンドロゲン合成酵素阻害薬であるアビラテロン酢酸エステルを服薬していたが,下腹部を中心に大小の浸潤性紅斑が生じたため当科を紹介され受診した。右鼠径部には小児手掌大で中心治癒傾向のある紅斑を認めるが痒みはなかった。紅斑の辺縁から生検した。表皮基底層には液状変性がみられ,真皮膠原線維間に組織球,巨細胞の浸潤を認め interstitial granulomatous drug reaction(IGDR)と診断した。臨床検査では特記すべきことはなかったがリンパ球刺激試験は陰性であった。被疑薬の休薬によって 5 カ月後には皮疹は消失した。本邦では自験例を含め 6 例の IGDR の報告があり,いずれも高齢者で男女比は 1:1 であった。躯幹を中心に紅斑や結節状の皮疹がみられた。組織学的には膠原線維間の肉芽腫性炎症が共通する所見で,表皮基底層の液状変性と真皮内にムチンの沈着がないという所見が多くの症例でみられた。被疑薬はさまざまで特定の系統への偏りはなかった。
Authors
- Aya Okabayashi (ORCID: https://orcid.org/0000-0002-9978-441X)
- Koichi Nakagawa (ORCID: https://orcid.org/0000-0002-8909-0713)
- Rie TOHDA
- Ichizo TOKUDA
- M Imanishi
Publication Details
- Journal
- The Nishinihon Journal of Dermatology
- Published
- 2025-10-01
- DOI
- https://doi.org/10.2336/nishinihonhifu.87.411
- Primary Topic
- Melanoma and MAPK Pathways
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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