The Learning Sciences and Plurilingualism
本稿は, 学習科学の理論的展開と複言語主義の教育実践例を概観し, 両者を関連づけることで, 外国語教育研究に新たな視座を提供することを目的とする。まず, 行動主義·認知主義·構成主義の研究パラダイムを整理しつつ, 文化的多様性, 情動, 神経科学, 個別最適化学習など, 学習科学における最新の研究事例を概観する。次に, CEFRの下で発展した複言語主義の理念的価値やその特徴について述べる。そして複言語話者の言語能力を動的プロセスとして捉える「全体論的言語能力観」や「動的マルチリンガルモデル」を検討し, その教育的意義を考察する。最後に, 複言語教育と学習科学の相互補完性を明らかにするため「複雑動的システム理論」に関する近年の研究事例を取り上げながら, 複言語能力を学習科学の視点から捉えなおす。さらに, AI時代の言語教育と複言語主義の関連性についても述べることで, 複言語主義の今後の展開を模索する。
Authors
- Jae-Ho Lee (ORCID: https://orcid.org/0000-0001-5941-5073)
Publication Details
- Journal
- The Korean Journal of Japanese Education
- Published
- 2025-09-30
- DOI
- https://doi.org/10.21808/kjje.72.01
- Primary Topic
- Second Language Learning and Teaching
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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