A Case of Cronkhite-Canada Syndrome with Telogen Effluvium and Onycholysis
53 歳,男性。初診 1 カ月前から舌の疼痛,下痢を自覚し,近医にて対症療法で加療された。初診 2 週間前に健診で血便を指摘された。同時期より頭部の脱毛も出現したため前医を受診し,脱毛の精査目的に当科を紹介され受診した。側頭部から後頭部にかけて境界不明瞭に毛髪が疎な部分を複数認めた。手指爪甲は遠位からやや剝離し,手掌拇指球に小豆大の色素沈着を認めた。トリコスコピーでは軟毛とわずかに黒点を認めたが黄色点,感嘆符毛はなく,牽引試験は陽性で棍棒状の毛髪を認めた。頭皮からの皮膚生検では毛包はすべて休止期毛であり,炎症細胞の浸潤はなかった。下部消化管内視鏡検査では,回腸から直腸にかけて発赤を伴う小ポリープが散在していた。以上より,Cronkhite-Canada 症候群(CCS)と診断した。消化器内科にてプレドニゾロン(PSL)30 mg/日の内服を開始し,数日後には下痢は改善し,発毛がみられた。その後 PSL を漸減したが症状は再燃することなく経過し,1 年後の下部内視鏡ではポリープはすべて消退していた。CCS の脱毛は従来休止期脱毛症と考えられてきたが,近年では円形脱毛症の亜型である Alopecia areata incognita(AAI)の機序を支持する報告もあり,自験例の脱毛も後者に該当する可能性を否定はできない。
Authors
- Yoshio Kawakami (ORCID: https://orcid.org/0000-0001-5609-6118)
- Shin Morizane (ORCID: https://orcid.org/0000-0003-1374-065X)
- Hayato Nomura
- Yuki Nakagawa (ORCID: https://orcid.org/0000-0002-6457-0307)
- Hideaki Kinugasa (ORCID: https://orcid.org/0000-0003-4887-1609)
- Sayuri Yokomizo (ORCID: https://orcid.org/0009-0004-8957-9131)
Institutions
- Okayama University (JP)
- Fukuyama City Hospital (JP)
Publication Details
- Journal
- The Nishinihon Journal of Dermatology
- Published
- 2025-08-01
- DOI
- https://doi.org/10.2336/nishinihonhifu.87.341
- Primary Topic
- Genetic factors in colorectal cancer
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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