A Case Study of Bone Wax Mold-assisted Scutumplasty (Scutum Mold Method)
経外耳道的上鼓室開放術 (TCA) 後の上鼓室側壁再建 (Scutumplasty) は軟骨を用いた硬性再建が行われることが多いが, 再建手技は比較的難しい. 特に内視鏡下耳科手術 (TEES) では, 片手操作での Scutumplasty が求められ操作に難渋することがある. そのため, 当科では骨蝋を用いて骨欠損部のサイズを計測して Scutumplasty を行う Scutum Mold 法を考案, 施行している. Scutum Mold 法は TEES で行う一部の経外耳道的上鼓室乳突洞開放術 (TCAA) 後の外耳道後壁再建にも応用が可能であった. 今回, 中耳真珠腫と慢性中耳炎に対し TEES での TCA/TCAA 後に, Scutum Mold 法を用いて再建を行った Mold 法群と, 骨蝋による鋳型を用いずに再建を行った従来法群を病態別に比較検討した. 手術時間, 術後聴力, 術後鼓膜形態, 術後外耳道形態について術後1年での検討を行った結果, 手術時間, 術後聴力, 術後鼓膜形態は両群で有意差を認めなかったが, 術後外耳道形態は Mold 法群で有意に良好な結果であった. この結果から, Scutum Mold 法は TCA/TCAA 後の骨欠損部のサイズを正確に計測し再建を行うことで, 正常に近い外耳道 migration 機能の温存につながることが示唆された. 一方, 長期的な再建軟骨の落ち込みやずれ, 真珠腫の再形成再発などについては今後検討する必要があると考える.
Authors
- Kanako Yoshimura
- Shigefumi Morioka
- Moe Kawata
- Masaya Uchida
Institutions
- Japanese Red Cross Society Kyoto Daini Hospital (JP)
Publication Details
- Journal
- Nippon Jibiinkoka Tokeibugeka Gakkai Kaiho(Tokyo)
- Published
- 2025-07-20
- DOI
- https://doi.org/10.3950/jibiinkotokeibu.128.7_906
- Primary Topic
- Nasal Surgery and Airway Studies
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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