Three Cases of Allergic Contact Dermatitis Caused by Cosmetics Containing 3-O-Ethyl Ascorbic Acid
3-O- エチルアスコルビン酸(3-O-Ethyl Ascorbic Acid,3-O-EA)は医薬部外品美白有効成分であり,従来のビタミン C 誘導体と比べ構造が安定しており,メラニン生成抑制作用を発揮する上で即効性と持続性を持つため,色素沈着抑制作用や抗老化作用を目的として 430 種以上の化粧品に配合されている。われわれは,2019~2021 年の 1 年半で 3-O-EA による接触皮膚炎(CD)を 3 例経験した。症例 1:48 歳,女性。2 日前に 3 種類の美白美容化粧品シリーズを使用し,翌朝顔面全体に瘙痒の強い浮腫性紅斑が出現したため受診した。症例 2:50 歳,女性。5 日前に美白化粧水を使用し,翌朝顔面の腫脹と瘙痒が出現したため受診した。症例 3:55 歳,女性。半年前から両眼瞼の腫脹が出没していたが,2 週前から眼瞼の腫脹と痒みが継続するため受診した。全例で持参化粧品と化粧品成分の 48 時間閉鎖貼付試験(PT)を施行したところ,国際接触皮膚炎研究班(ICDRG)基準で美白化粧品 as is では+? や 1+の反応であったが,その成分である 3-O-EA 10% aq. は 48 時間後から 1 週間後まで 1+や 2+の反応であったことより,3-O-EA によるアレルギー性 CD と診断した。自験例を含めた 3-O-EA による顔面 CD の報告例は全例女性であり,美白化粧品の持続使用により,本成分に感作されてしまうと短期間で顔面全体の浮腫性紅斑を呈する特徴がうかがえた。また CD の原因検索に際し,化粧品 as is の PT では,原因成分の濃度が PT の至適濃度でない場合などもあり陽性になりにくいので,成分 PT を同時に施行することが有用であった。
Authors
- Ayaka TASHIRO
- Yumiko Kubota (ORCID: https://orcid.org/0000-0002-3457-9386)
- Akie KAJITA
Institutions
- Sanno Medical Center (JP)
Publication Details
- Journal
- The Nishinihon Journal of Dermatology
- Published
- 2024-12-01
- DOI
- https://doi.org/10.2336/nishinihonhifu.86.564
- Primary Topic
- Contact Dermatitis and Allergies
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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