Survey on Boarding an Airplane for Cochlear Implant Users
人工内耳装用者数は年々増加し, 装用者が航空機を利用する場面も増えてきたが, 体内金属扱いとなるインプラントを有する装用者の空港の保安検査ゲートや機内生活における現状や指針はこれまで明らかとなっていない. 今回われわれは, 当科で2000年1月1日~2023年7月31日に人工内耳手術を行った患者に対し, 航空機利用に関する実態調査をアンケートにて行った. 対象は366名で, 260名 (回答率 : 71.0%) から回答が得られた. そのうち, 86名が人工内耳手術後に航空機の利用経験があると回答し, 保安検査ゲートの通過経験があった48名 (56%) の中で42名はゲートでの反応はなかった. また, 航空機利用者86名のうち, 18名 (21%) が機内でプロセッサを装用しない時間があると回答した. プロセッサを外す理由は全例が騒音であり, プロセッサの種類 (機内モードの設定がないこと) を理由に外している症例はなかった. 各人工内耳メーカー, 航空会社に問い合わせた結果, 人工内耳装用者はプロセッサを装用したまま保安検査ゲートでの検査を受けることが可能であり, 機内ではプロセッサは機内モードに設定するか, 機内モードがないプロセッサは, 案内に従い電源を切る必要がある. アンケートで確認できた航空機利用の実態とメーカーや航空会社の案内や対応には乖離が見られ, 人工内耳装用者の航空機利用に関するコンセンサスを周知する必要性があると考えられた.
Authors
- Hidekane Yoshimura (ORCID: https://orcid.org/0000-0001-9601-7496)
- Yutaka Takumi
- Arisa Oguchi
Institutions
- Shinshu University (JP)
Publication Details
- Journal
- Nippon Jibiinkoka Tokeibugeka Gakkai Kaiho(Tokyo)
- Published
- 2024-11-20
- DOI
- https://doi.org/10.3950/jibiinkotokeibu.127.11_1135
- Primary Topic
- Noise Effects and Management
- Type
- article
- Field-Weighted Citation Impact
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